それは突然やってきた。
ある日、仕事をしているボクのもとに相方さんがやってきて、「スゴいかわいい子、見つけた!」って。
言われた時は何のことやらで、「あっ、子犬?」ぐらいのテンション。だって別に子犬を飼おうと普段から探していたワケでも無く、わが家には3匹もかわいいワンコがいてるわけで、あらたにもう1匹を迎えるという感覚が無かったのですよ、ボクは。
まぁ、よく行くホームセンターのワンココーナーでは、毎回必ず子犬を見てはいましたが。(^^;)
ビビビっときて、恋をした。みたいな。
まんまですよ。ビビビっときちゃったんです。
見たと同時に、「あかん、なんやコレ。ごっつかわいいやないかい!」ですよ。
この瞬間からオヤジは、この両腕に、この子を抱いているのを妄想し始めるわけですよ。罪なオンナやで、うちの相方さん。。。
でも色々と考えないと。先住犬のこと。夫婦の生活のこと。
3匹も4匹も一緒やで、と考えるのはイージーなのですが、やっぱり考えてあげないといけないのが、先住犬のこと。
2匹(メス)は、もうすぐ14歳と12歳になる高齢犬。もう1匹(オス)は、2年前に引き取った7歳。3匹ともにシニアなワンコなわけで、ここに子犬がやってくることが、果たしていいことなのかどうか。正直なところ答えが出ない。。。
そして40代後半になろうとするボクたち夫婦。これから子犬を育て、最後までこの子を十分にお世話してあげられるのか。ここから1週間ほど、あーだこーだと悩むわけですよ。。。
一度は諦めた。
結局、高齢犬のストレスになることが一番つらいので、やっぱり諦めよう。で、この子たちを最後までお世話した後、またその時に考えよう。子犬のことは。
そういう結論になったわけです。
が、やっぱり気にはなるんですよね、あの子のことが。こちとらビビビっときちゃってるわけで。。。お仕事しながらも、時折あの子のサイトをチェックしてみたり、「子犬 先住犬」とかググってみたり。。。
そんな数日を過ごしていたら、あの子のサイトが消えていました。
あぁ、飼い主が決まったんやなぁ。よかったなぁ。よし、これで諦めがつく!・・・はずでした。
最後は「縁」を大事にした。
自室で仕事をしているボクのもとに、またやってきたんですよ、罪なオンナが。
「あんたぁ!あの子のホームページ、復活してるで!」
なんという罪なことを言う、あなたは。ボクは諦めたんですよ。悲しい思いはこりごりなんですよ。そっとしておいてください、ボクのことは。・・・とは言えず、
「なんやてぇ!はよ見せてみぃ!」言うてましたね、秒速で。(^^;)
結果、そこからは早かった。相方さんがあの子のブリーダーさんにコンタクトし、見学の日時も決め、実際に会いに行くことになりました。ブリーダーさんが大阪の人なので、3匹を置いて二人で行くわけにもいかず、大阪に会いに行くのはボクだけで。
なんかね、スゴい縁を感じたわけですよ。たまたまネットで見て恋をして、一度は諦めたものの再会して、あげくブリーダーさんのお住まいが、ボクが通っていた大学のすぐ近く。
他にも色々とあるのですが、これはもう、スゴい縁やなぁ。って。
そして、うちの相方さんですよ。
やっぱり悩んだんです。先住犬のこと。大丈夫なのかなぁって。そしたら言い放ちましたね、うちの相方さん。
「あの子らは私が育てた子たちやから。あの子らなら大丈夫。あたしが何とかしたる!」
肝っ玉母さん発言にシビれました。スマンかった、罪なオンナとか言うて。(^^;)
それと、「あなたにも、子犬から育てる喜びを経験させてあげたかった。」って言ってくれました。素直に嬉しかったです。この人と縁があって結婚し、縁があってあの子に出会った。どちらが欠けていても、今回のことは無かったと思います。
そしてオヤジ、初めてブリーダーさんという人に会いに行く。
ブリーダーという言葉はもちろん知っていましたが、その実、どんな人なんだろう?なんせ初めてのことだらけだったので。(^^;)
長くなったので、続きは次回で。